副鼻腔炎が蓄膿症へと悪化した場合は手術が必要?

前回、蓄膿症へと悪化したお話をしました。

その場合は、手術が必要になる可能性もあることも、説明しました。

今回は、手術がどのようなものになるのか、その点を踏まえて説明しましょう。

では、副鼻腔炎の手術ってどんなものかの前に、しっかりとどんな症状かをおさらいする必要があります。

副鼻腔炎とはどんな状態なのかというと、最初のきっかけは鼻の中に様々な物質(細菌など)が入り込むことで炎症が起きる鼻炎です。

通常の鼻炎は鼻の粘膜と体の水分を使って鼻水を生み出して、原因物質と抗体の残骸を排出することで数を減らして徐々に収まります。

しかしまれに自然に収まるはずの抗体の攻撃が、原因が無くなっても継続して続くことがあります。

それが慢性鼻炎であり、慢性鼻炎になると原因物質とそうでない物質の両方に攻撃を仕掛けてしまい、抗体の残骸が増え、鼻水が臭くて黄緑色の物質に変化します。

その鼻水が臭くて黄緑色の物質に変化する状態を蓄膿症と呼び、その鼻水が鼻のさらに奥ある副鼻腔と呼ばれる部分にまで侵食すると「副鼻腔炎」となるのです。

副鼻腔炎は鼻から息が吸えなくなることで息が苦しくなる以外にも、進行すれば溜まった膿が目や耳の神経を圧迫し最悪失明や難聴となる場合があるので早急に手を打つ必要があります。

いざ蓄膿症が悪化した先にある副鼻腔炎が最終段階にまで移行した時の医療行為手術にどのようなものがあるのか、それには主に3つのパターンになります。

一つ目は最終段階といってもまだ自己治癒で何とかなるレベルと判断されれば、鼻腔を麻酔してから副鼻腔に針を刺し、抗生物質を混ぜた生理食塩水を注入しながら溜まった膿を吸い出します。

次に最終段階で自己治癒では治らないと判断されたとき。

レントゲンで完全に膿で埋まり切れていないときには、鼻の中に内視鏡を入れてカメラの映像を見ながら炎症を起こしている粘膜を取り除き、副鼻腔の換気を良くし溜まった膿が外に出やすいようにします。

そして先に言った抗生物質の入った生理食塩水による治療を何度も行うことで症状を治します。

そして3つ目は、膿で完全に埋まってしまっていると判断された時には、顔や歯にメスを入れて副鼻腔を外から開けて炎症した部分の粘膜を取り除きます。

この場合は、術後に顔が腫れたり唇がしびれたりする後遺症が起こることもありますが完治させるには仕方ない判断となります。

ということで、おおまかな説明となりますが、これが手術の概要です。

副鼻腔炎の薬で治るのであれば、それに越したことはありません。むしろ薬で治ることの方が一般的には多いとされています。

しかし、気付くのが遅かったり、治療を後回しにしてしまった場合は、それだけ「完治までの期間」も長くなってしまいますし、一度治療しても再発する可能性が高くなってしまうのです。

もし、今このページを見ているアナタが、鼻に痛みを感じるのであれば、なるべく早めに治療を行いましょう。

今回は、副鼻腔炎や蓄膿症に関する手術についてお話しました。